タロット歴十年の筆者が、タロットカードの大アルカナ21番目【最後の審判/The Last Judgement】の意味をやわらかく解説します。【最後の審判】正位置・逆位置の基本的な意味を始め、もっと柔軟な視点での独自解釈も載せていますので、ぜひ参考にしてください。
初めに
タロットカードの類別にはライダーウェイトスミス版・マルセイユ版を始め、トートタロットなど様々なものがありますが、この記事では最もポピュラーなライダー版を扱います。
正位置・逆位置の基本的な意味については、ライダー版タロットにおいての解釈を採用していることをご留意のうえ、ご覧いただければ幸いです。
また、各項の「柔軟な視点で解釈すると」という部分は、タロットと戯れ始めてかれこれ十年以上になる筆者(ムジちょこ)が個人的に“こういう風にも読めるな…”と感じた解釈を元に書いております。
【20.最後の審判】のテーマは「復活」
タロットカード大アルカナ第20番【審判/Judgement】
大天使がラッパを吹くと、人々が一斉に目覚めました。
棺のようなものから出て来ているのを見るに、本来であれば彼等はそのまま永き眠りに就く運命だったのもかも知れません。
起きたばかりで血圧が低いのか、青白い血色をしていますね。
ともかくめでたく復活した彼等には、新たなチャンスが与えられることになりました。
下された最後の審判は、さてどのような結果をもたらすことになるのでしょう。
タロット【最後の審判】正位置の意味
結果が出る・復活・審判・本当の使命に目覚める・開眼・窮屈な状態から解放される・障害をクリアする・報われる・正当な評価・因果応報・リフレッシュ・開放感・赦し・内なる声に導かれる・わかりやすい答え・天啓・心の在り方を問われる・重要な決断のとき・回復・改善に向かう・関係の復活
【最後の審判】正位置を柔軟な視点で解釈すると
候補には選ばれる(その後は自分次第)・射程圏内・目標にかなり近い場所にいる・良い行いも悪い行いも明るみに出る・心の美しさで人間の真価を見定める・アリよりのアリ・ぜひ挑戦して
タロット【最後の審判】逆位置の意味
縁がない・タイミングを逃す・期限切れ・権利がない・決断を先送りにせざるを得ない状況・保留状態が続いて消耗する・報われない・過去の栄光に固執する・誤解するあるいは誤解される・自信過剰か自己不信・判断に迷う・なかなか決められない・実力に見合わない評価
【最後の審判】逆位置を柔軟な視点で解釈すると
入場券を持っていない・可能性が限りなく低い(ほぼない)・弱気な印象を与える・どこか少し頼りない感じに見られる・頑張れない・プレッシャーに負ける・逃げ腰・言い訳を用意したうえで取り組む(そしれを見透かされる)
おまけ:タロット【最後の審判】× 花言葉
私がタロットの【最後の審判】をイメージして制作したデジタルコラージュです。
花はラッパスイセン。
花言葉は「復活」「再生」
制作:amagami c.
グッズ販売:SUZURI
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