【宝石の国】27種類の石の意味|知ったらもっと楽しめる![原作完結]

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アメシスト

amethyst

アメシストは紫水晶のことを指し『宝石の国』では、双子として登場します。

それぞれアメシスト84(エイティーフォー)、アメシスト33(サーティースリー)という名前です。

ちなみにこの数字の意味は、2つの水晶が84度、33度の角度でくっついている双晶があるという逸話から来ているようです。フォスにはよく間違えて呼ばれていますね。

アメシストは美しい紫色をしており、世界中で愛されています。

宝石としても、天然石としても有名ですが、魔除けの効果や霊性を高める効果があるのだそうです。

そんなアメシストは「心の平和」「真実の愛」という宝石言葉を持っています。

2月の誕生石としても人気の宝石です。

ベニトアイト

ベニトアイトはサファイアに似た色味をしています

ベニトアイトはチタンとバリウムを含むケイ酸塩鉱物です。

サファイアに似て美しい青い石として古くから愛されてきましたが、すべての鉱山の閉鎖に伴い、現在では稀少になってしまいました。

分散率(光が様々な色にわかれる現象)がダイヤよりも高いことから、特にジュエリー愛好家のあいだでながきに渡り愛されています。

稀に赤っぽく見えることもあるのだとか。

硬度は6.0-6.5程で、石言葉は「成功」「希望」「気品」です。

『宝石の国』においては、ベニトアイトは控えめながらも芯のある真面目な宝石として描かれていました。

ネプチュナイト

『宝石の国』では刀を持ち、忍者のような活躍で魅せていたネプチュナイト。

ベニトアイトとともに産出された石で、和名を海王石と言います。

不透明な赤茶・黒色をしており、宝石としてよりも鉱物標本として用いられることの多い稀少な石です。

硬度は5.5程度、鉄やマンガンを含むケイ酸塩鉱物です。

石言葉は「直感」であるとされ、ネプチュナイトを持つことで危険を事前に察知して回避できる能力がアップすると言われています。

また、潜在能力を目覚めさせるパワーもあるのだとか。

ジルコン

ジルコン

ジルコンは『宝石の国』ではイエローダイヤモンドとペアを組んでいましたね。

フォスの次に若い宝石で、優等生タイプです。

地球上で最古の鉱物とも言われるジルコンは、その輝きや透明感がダイヤモンドに似ていることから、安価版ダイヤのような認識が広まっています。

ジルコンとは別にジルコニアというものもありますが、ジルコンは天然鉱物でジルコニアは人工鉱物です。

石言葉は「穏やかな人間関係」で硬度は7.5程、『宝石の国』でのジルコンも、優等生ながらもみんなと調和している姿が印象的でした。

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オブシディアン

スノーフレークオブシディアン

オブシディアンは溶岩の一種でガラスのような光沢を持ち、日本でも古くから産出されてきた石です。

和名を黒曜石と言い、比較的お手頃に入手することが出来ます。

『宝石の国』では、メンタルタフネスな武器職人として活躍していましたね。

硬度は5程度で、宝石言葉には「摩訶不思議」「名誉を護る」といったようなものがあります。

武器職人であるオブシディアンが「名誉を護る」という意味を持っていると思うと、何だかグッときますね。

ちなみに天然石ショップなどでよく見かけるものはスノーフレークオブシディアンというもので、雪の粒のような模様が特徴です。

イエローダイヤモンド

イエローダイヤモンド

神々しい輝きを放つイエローダイヤモンドは、ダイヤモンドに何らかの要因で窒素が混入することで生まれる宝石です。

カラーダイヤは大変稀少であり、高値で取引されています。

ジュエリーブランドのティファニーが過去にイエローダイヤのコレクションを発表したことをきっかけに一気に認知が広まり、現在再び注目を浴び始めている石です。

硬度は10と硬く、『宝石の国』では最年長のお兄様として慕われていました。

石言葉としては「富」「名誉」「神々しさ」など、王者の風格を表すような威厳のある意味を持っています。…欲しいですね。

アレキサンドライト

アレキサンドライト

太陽のもとでは青緑に、そして夜の照明のもとでは赤色へと変化する珍しい石です。

アレキサンドライトはロシアのウラル山脈で産出されたものが良質かつ稀少とされています。

『宝石の国』に登場するアレキサンドライトは、月人の研究マニアとして描かれていますが、月人に遭遇すると赤く変色して暴走しがちでした。

物語上では、相棒だったクリソベリルを月人に連れ去られたことから恨んでいるという設定になっています。(アレキサンドライトはクリソベリルという石の変種)

硬度は8.5程度で、石言葉には「情熱」「秘めた想い」といったものがあります。

ペリドット

ペリドット

橄欖(かんらん)石のうち、宝石として選出されるものをペリドットと呼びます。

照明のもとでも昼間と同じ輝きを見せることから「夜会のエメラルド」とも称されていました。

鉄分に起因する美しい翠色が特徴的な宝石で、ジュエリーとしても鉱物としても人気の高い石です。

中世には、ケルン大聖堂の装飾にもあしらわれました。

硬度は6.5-7、石言葉は「夫婦の幸せ」「平和」などがあり、家内円満を護るパワーストーンとして愛されています。

一家に一個、ペリドットを置いておくと良いかも知れません。

『宝石の国』では中性的な外見を持ち、かつてのパートナーとの記憶を胸にとめて過ごしている姿が描かれていました。

スフェン

『宝石の国』でスフェンと呼ばれていたのは、正式にはスフェーンという石です。

ライムのような淡い黄緑色から、森のような緑まで色味の幅を持っています。

名の知れた宝石商でも滅多にお目にかかれない稀少な宝石と言われ、出逢ったときに買わなければ次はない、と評されるほどです。

しかし、このほど、新たに7月の誕生石に付け加えられました。(入手困難なものなのに、一体なぜ?)

硬度は5.0-5.5程度で、石言葉は「永久不変」、『宝石の国』ではペリドットと同様に、かつてのパートナーを重んじる愛の深さを感じられるキャラクターです。

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