タロット【0.愚者/フール】正位置・逆位置の意味+αをやわらかく解説

愚者 Art and culture

タロット歴十年の筆者が、タロットカードの大アルカナ最初の【愚者/The fool】の意味をやわらかく解説します。【愚者】正位置・逆位置の基本的な意味を始め、もっと柔軟な視点での独自解釈も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

初めに

タロットカードの類別にはライダーウェイトスミス版・マルセイユ版を始め、トートタロットなど様々なものがありますが、この記事では最もポピュラーなライダー版を扱います。

正位置・逆位置の基本的な意味については、ライダー版タロットにおいての解釈を採用していることをご留意のうえ、ご覧いただければ幸いです。

また、各項の「柔軟な視点で解釈すると」という部分は、タロットと戯れ始めてかれこれ十年以上になる筆者(ムジちょこ)が個人的に“こういう風にも読めるな…”と感じた解釈を元に書いております。

【0.愚者】のテーマは「始まり」

愚者

タロットカード大アルカナ第0番は【愚者/The Fool】

全体的に黄色が目立つ愚者のカードからは、明るく陽気な雰囲気を感じます。

ダンスの衣装のような軽装で、ほんの少しの荷物と花を1本だけ持った愚者には、目の前に迫る崖が見えていません。

もっと先にある何かに、心惹かれているのでしょうか。

背景には凍てついた雪山が描かれています。

このような身なりでは寒いに違いないのですが、それにも気付かないほど愚者はわくわくしているのです。

忠実な友である白い犬が警告しています。

しかしその声は果たして愚者の耳に届いたのでしょうか?

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タロット【愚者】正位置の意味

自由・純粋・新たな始まり・自然体・楽観的・無警戒・確証のないものへの信頼・心のままに生きる・今ここ・先のことを気にしない・好奇心に身を任せる・無限の可能性

【愚者】正位置を柔軟な視点で解釈すると

「きっと大丈夫」「何とかなる」という根拠のない自信を持って挑戦していく・他のひとには見えないモノが見えている・責任をとるつもりはない・命さえあれば少しくらい怪我しても構わない・責任の伴わない関係を楽しみたい・深く考えないゆえに持ちうる大胆さ

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タロット【愚者】逆位置の意味

愚かな選択・気まぐれ・中途半端・現実逃避願望・衝動的な行為・無分別で周囲を振り回す・協調性に欠けがち・悪目立ち・火遊び・気が変わる・移り気・逃亡・軽率さ

【愚者】逆位置を柔軟な視点で解釈すると

気楽ではいられなくなってくる・責任を感じ始める・二の足を踏む・考えすぎで動けない・荷物(負担あるいは他の問題)が多すぎて出発できない・始めるにはまだ早い・あまりにも準備不足

おまけ:タロット【愚者】× 花言葉

私がタロットの【愚者】をイメージして制作したデジタルコラージュです。

花はオダマキ/紫

花言葉は「愚かさ」「勝利への決意」

愚者

制作:amagami c.

グッズ販売:SUZURI

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