タロット【12.吊るし人/ハングドマン】正位置・逆位置の意味+αをやわらかく解説

吊るし人 Art and culture

タロット歴十年の筆者が、タロットカードの大アルカナ13番目【吊るし人・吊るされた男/The Hanged Man】の意味をやわらかく解説します。【吊るし人・吊るされた男】正位置・逆位置の基本的な意味を始め、もっと柔軟な視点での独自解釈も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

初めに

タロットカードの類別にはライダーウェイトスミス版・マルセイユ版を始め、トートタロットなど様々なものがありますが、この記事では最もポピュラーなライダー版を扱います。

正位置・逆位置の基本的な意味については、ライダー版タロットにおいての解釈を採用していることをご留意のうえ、ご覧いただければ幸いです。

また、各項の「柔軟な視点で解釈すると」という部分は、タロットと戯れ始めてかれこれ十年以上になる筆者(ムジちょこ)が個人的に“こういう風にも読めるな…”と感じた解釈を元に書いております。

【12.吊るし人】のテーマは「在るがまま」

吊るし人

タロットカード第12番【吊るし人/The Hanged Man】

この人物は、なぜ逆さ吊りにされているのでしょう。

一説には生贄として、自分の命を捧げている姿だという話があります。

彼はただ黙って運命を受け入れているかのように見えます。

しかし頭の部分が光り輝いてることから、まだ考えることを辞めたわけではなさそうです。

むしろ、次のアクションを起こすための好機を伺っているようにさえ感じられませんか?

吊るし人のロープは、彼がその気になれば容易く解けるかも知れません。

タロット【吊るし人】正位置の意味

コントロールを手放す・一時停止・自己犠牲・何もしない・成り行きにゆだねる・足搔くのをやめる・好機を待つ・より高い目的を遂行するために小さな犠牲を払う・視点を変える・考え中・運命に身を任せる・在るがまま

【吊るし人】正位置を柔軟な視点で解釈すると

そのままにしておく・関与しない・革命前夜・ネタ集め・リサーチの必要・密かに突破口を探す・本音と建て前を使い分ける・何らかの外的要因によって身動きがとりにくい状況・にっちもさっちも・もう少し情報を集めてから判断しても遅くない・言えない理由がある

タロット【吊るし人】逆位置の意味

報われない努力・犠牲を払う意味がない・留まる理由がない・行動開始・不遇に抗う・巻き返し・自分のために立ち上がる・意見を表明する・計画を実行に移す・縄抜け・ふたたび運命の手綱を握る

【吊るし人】逆位置を柔軟な視点で解釈すると

革命・ため込んだアイディアを広く発信する・公の場に発表する・想いの丈を打ち明ける・自由を得る・体験を通じて得た知見をもとに新たな価値を創造する

pr

おまけ:タロット【吊るし人】× 花言葉

私がタロットの【吊るし人】をイメージして制作したデジタルコラージュです。

花はカモミール/カミツレ

花言葉は「逆境で生まれる力」「仲直り」「あなたを癒す」など

吊るし人

制作:amagami c.

グッズ販売:SUZURI

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