タロット【18.月/ムーン】正位置・逆位置の意味+αをやわらかく解説

月 Art and culture

タロット歴十年の筆者が、タロットカードの大アルカナ19番目【月/The Moon】の意味をやわらかく解説します。【月】正位置・逆位置の基本的な意味を始め、もっと柔軟な視点での独自解釈も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

初めに

タロットカードの類別にはライダーウェイトスミス版・マルセイユ版を始め、トートタロットなど様々なものがありますが、この記事では最もポピュラーなライダー版を扱います。

正位置・逆位置の基本的な意味については、ライダー版タロットにおいての解釈を採用していることをご留意のうえ、ご覧いただければ幸いです。

また、各項の「柔軟な視点で解釈すると」という部分は、タロットと戯れ始めてかれこれ十年以上になる筆者(ムジちょこ)が個人的に“こういう風にも読めるな…”と感じた解釈を元に書いております。

【18.月】のテーマは「幻惑」

月

タロットカード大アルカナ第18番【月/The Moon】

描かれているのは人間のいない世界です。

月が太陽のように見えるからか、犬と狼とザリガニは不思議そうに空を見上げています。

レム睡眠とノンレム睡眠の狭間のぼんやりと曖昧な時間。

あらゆる境界線がぼやけ始めるのです。

その世界で手に見聞きしたものを、正確に現実に持って帰るのは難しいでしょう。

月のカードはファンタジーや想像力を象徴すると同時に、曖昧で不安定な心理状態も示唆しています。

タロット【月】正位置の意味

恐れ・幻影・幻惑・メランコリー・曖昧・不安定な感情・奇妙な思考をする・ファンタジー・イマジネーションの豊かさ・極端に考えがち・潜在意識・無意識下からのメッセージを得る・アーティスト・夢からビジョンを得る・判断力が鈍い・ぼんやりとした気分・混乱・考え事に耽る・マイナス思考

【月】正位置を柔軟な視点で解釈すると

情報分析や重要な選択には向かない時期・ホルモンバランスの影響を受けやすい・自然に存在するものの微かな変化を繊細に感じとる(植物や動物、石など)・セルフケアをたっぷりするのに良い時期・芸術鑑賞での没入感

タロット【月】逆位置の意味

不安の解消・見通しが立つ・曖昧な状態から抜け出す・ひとつの答えが出る・疑問の解消・関係に名前がつく・暗中模索の終わり・幻想から目覚める・覚醒・頭がすっきりする・迷路の出口が見える

【月】逆位置を柔軟な視点で解釈すると

夜明けが近い・ファンタジーの終焉・魔法がとける・熟睡・自分の不安定さや弱さも認める・現実に引き戻してくれる存在が現れる・きっかけを掴む

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おまけ:タロット【月】× 花言葉

私がタロットの【月】をイメージして制作したデジタルコラージュです。

花はリナリア。

花言葉は「幻想」「この恋に気付いて」

月

制作:amagami c.

グッズ販売:SUZURI

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