タロット【9.隠者/ハーミット】正位置・逆位置の意味+αをやわらかく解説

隠者 Art and culture

タロット歴十年の筆者が、タロットカードの大アルカナ10番目【隠者/The Hermit】の意味をやわらかく解説します。【隠者】正位置・逆位置の基本的な意味を始め、もっと柔軟な視点での独自解釈も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

初めに

タロットカードの類別にはライダーウェイトスミス版・マルセイユ版を始め、トートタロットなど様々なものがありますが、この記事では最もポピュラーなライダー版を扱います。

正位置・逆位置の基本的な意味については、ライダー版タロットにおいての解釈を採用していることをご留意のうえ、ご覧いただければ幸いです。

また、各項の「柔軟な視点で解釈すると」という部分は、タロットと戯れ始めてかれこれ十年以上になる筆者(ムジちょこ)が個人的に“こういう風にも読めるな…”と感じた解釈を元に書いております。

【9.隠者】のテーマは「孤独を愉しむ」

隠者

タロットカード大アルカナ第9番【隠者/The Hermit】

隠者のカードには、雪の積もった夜道をランタンを灯して慎重に歩む人物が描かれています。

彼の歩む一歩はそれはそれはゆっくりに見えるかも知れません。

しかし隠者はその一歩ごとに、深い深い心の洞窟を隅々まで探求しているのです。

周りの人にとってはどうでもいいことに思えるような研究に、彼は寝食を忘れる程に没頭します。

変人扱いされることは彼にとってむしろ好都合とも言えます。

隠者は神聖な研究を邪魔されたくないので、あえて孤独を好むからです。

やがて「解」に辿り着いた隠者の智慧は、それを本当に必要とする者にのみ密かに授けられることでしょう。

タロット【隠者】正位置の意味

内省・探求・専門的な研究・研究者・学者・深層心理へのアクセス・隠遁生活・一人になる・メンターに出会う・メンターになる・静寂を求める・内的な旅・哲学・自身の内側に深く集中する

【隠者】正位置を柔軟な視点で解釈すると

必要な孤独・リトリート・精神世界の散歩者・デジタルデトックス・深い考察・仮説の検証・シンプルで質の良いモノ・誰かといるより一人で過ごしたい気持ちが強いとき・「入室禁止」と貼られたドア

タロット【隠者】逆位置の意味

思い込みが強い・気分が塞いでしまう・気が滅入っている・消耗しきった心・憂鬱・厭世観(注/えんせいかん = 世の中にうんざりすること)にさいなまれる・一人でネガティブな方向に考え込みがち・コミュニケーション下手・(望みとは裏腹に)周囲から孤立する

【隠者】逆位置を柔軟な視点で解釈すると

抱えている問題が一人では解決できない段階まで来ている・集団に加わりたい気持ちの芽生え・研究の放棄・内側に答えを求めるのをやめる・精神的世界の散策を終えて帰還する・誰かとつながりたい

pr

おまけ:タロット【隠者】× 花言葉

私がタロットの【隠者】をイメージして制作したデジタルコラージュです。

花はブバルディア。

花言葉「知性的な魅力」「夢」「親交」「不屈の精神」

隠者

制作:amagami c.

グッズ販売:SUZURI

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